浜松市民吹奏楽団

国際交流について

国際交流

当団の特徴は、独自の国際交流を行っていることです。
1989年、95年、2002年、2010年の4度にわたり欧州演奏旅行を行いました。

1989年、95年、2002年の演奏旅行では、ドイツ南部に位置するシュツットガルト近郊のマルクグリョーニンゲン市で開催された国際音楽祭に出演しました。
また、マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団も1991年に浜松に訪れ、姉妹バンド提携を結びました。

2002年8月の演奏旅行では、マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団との交流の他に、新たにオーストリアのザルツブルグ鉄道音楽隊と交流を行ってきました。
2004年8月には、同鉄道音楽隊が来日し、国際交流コンサート等の演奏会を通じて、交流を深めました。
2010年8月の演奏旅行では、ザルツブルグ鉄道音楽隊及びマルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団と交流を行いました。

今後も国際交流を企画し、さまざまな国の音楽や文化にふれ、また、日本の音楽を紹介していきたいと思っております。

姉妹バンド

1991年4月、マルクグリョーニンゲン市吹奏楽団と姉妹バンド提携

当団とマルクグリョーニンゲン市吹奏楽団との最初の出会いは、1989年にゲオルグ・テル・フォルトと故山本雅章氏によって準備されました。
そして同年、両楽団はマルクグリョーニンゲンでの第23回国際音楽祭の場で最初の挨拶を交わしました。
この訪問によって現在まで両楽団の友好関係が続いています。


(訳文)
日本国浜松市民吹奏楽団およびドイツ国マルクグリョーニンゲン音楽共同体は、数年来友好的な交流を続けている。
両団体はともに互いの国へ橋をかけるため、音楽、とりわけ両国の音楽を大切にしている。
1989年のマルクグリョーニンゲンにおける最初の出会いから、非常に多くの個人的な友情が生まれている。
この交流を深めるため、両団体は、団体・都市・国家の相互の共感を促進する目標を持ってこの姉妹提携を締結する。

1991年4月


1991年4月、当団とドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団は、姉妹バンドとなりました。

マルクグリョーニンゲン市

マルクグリョーニンゲン市は、シュツットガルトの北西約20kmに位置する人口約14,000人の小都市で、同市民吹奏楽団は創立100年以上という長い歴史を持っています。
同市は、市庁舎前の広場(マルクトプラッツ)を中心に、城壁で囲まれており、石だたみの閑静なたたずまいとなっています。

写真の建物は、マルクグリョーニンゲン市庁舎です。

ザルツブルグ鉄道音楽隊

ザルツブルグ鉄道音楽隊(Eisenbahner-Musikverein Salzburg)はザルツブルグ市内にある吹奏楽団の一つです。
団の年間行事は、1月1日のニューイヤーコンサートに始まり、観光地として有名なミラベル宮殿での野外コンサートや教会でのレクイエム演奏を行っています。
また、年間を通じて、地方音楽祭への参加や市内公立学校での音楽教室も精力的に開催しています。
1999年にはドイツ・マルクグリョーニンゲン、2003年にはフランス・パリ(Euro Disney)など、多くの演奏旅行を実施し、国際交流にも積極的に取り組んでいます。

当団の第3回欧州演奏旅行(2002年)の際に、故山本雅章氏が架け橋となり交流を開始しました。 また、2004年に来日した際には、アクトシティ浜松中ホールで国際交流コンサートを開催したほか、花博コンサートにも出演しました。